ホワイトニング
ホワイトニング
笑顔からこぼれる白い歯は、健康的で爽やかな印象を与えるものです。
歯の表面に付着した汚れは、クリーニングによって歯本来の色味をある程度取り戻すことができます。しかし、歯に浸透し沈着した色素や加齢によるくすみ、元々の歯の色が黄色っぽいといった場合には、クリーニングで白くすることはできません。
ホワイトニングでは、こうした歯磨きやクリーニングで落とすことのできない着色を薬剤によって漂白し、明るく美しい色の歯を実現します。
使用する薬剤や、漂白のために照射する光にはさまざまな種類がありますが、当院では安全性を充分に考慮した効果的な方法を採用しているので、安心してお受けください。
オフィスホワイトニングとは、歯科医院で施術する方法です。歯科医師や歯科衛生士が、患者様の歯にホワイトニング剤を塗布し、白くしていきます。オフィスホワイトニングは、短期間で治療が済むので患者様の負担感が少なく、効果が実感できるのも早いというメリットがあります。
口を開いたとき、正面から見える歯(上6~8本、下8~10本程度)を一度に照射するライトを用いるのが主流です。
こんな方におすすめです
当院は体と歯にやさしいホワイトニングシステムを導入しております
オフィスホワイトニングでは、歯に薬剤を塗った後、白くする効果を高めるために光を照射します。このとき用いるライトにはいくつかの種類があり、それぞれに特徴があります。
従来多く使われてきたのは、詰め物を固めるために用いてきたライトと同じものです。このライトでは歯一本ずつにしか光を当てられないため、すべての歯に充分な時間をかけると非効率で、結局一本あたりにかける時間を減らすしかなく、ホワイトニング効果も落とすしかありませんでした。
また紫外線を当てるタイプのライトは、光とともに非常に強い熱を出すため、熱に弱い歯の神経にダメージを与えてしまいます。UVは日焼けのもととなりますが、口内でも同様で、歯肉のメラニン色素沈着につながりかねません。
近年多く使われるようになったLEDのライトは、コンパクトで発熱も少ないという特徴がありますが、ライトのパワーも弱いため、ホワイトニング効果もどうしても落ちてしまいます。
当院ではこのようなライトの非効率な点や危険性、低効果といった問題点をクリアするため、光を使用しないタイプを導入しているので、安全で効果的です。
当院ではただ歯を白くするだけでなく、歯と全身にやさしいホワイトニングシステムで、患者様に安心して受診していただきたいと考えています。
1回目(16歯分) | 25,300円(税込) |
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2回目から | 18,700円(税込) |
ホームホワイトニングとは、患者様がご自身でご自宅にて行う方法です。歯科医院で検査をしたあと、クリーニングをして歯型を取り、患者様専用のマウスピースを作製します。このマウスピースにホワイトニングジェルを注入し、歯に装着して数時間そのままにしておきます。
比較的弱い薬剤を用いるので、時間をかけてゆるやかにホワイトニングできます。
こんな方におすすめです
上下顎 | 38,500円(税込) |
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健康な歯肉は血色のよいピンク色をしていますが、口呼吸による乾燥や紫外線が原因となるメラニン色素沈着、詰め物から溶け出した金属成分の沈着など、さまざまな原因で黒ずんでしまうことがあります。食生活や喫煙なども影響を与えます。
歯肉の黒ずみは、歯磨きやうがいでは改善できません。
そこでおすすめなのは、歯肉のホワイトニング「ピーリング」です。薬剤を塗ることで歯肉の表面を剥いて、ピンク色の健康的な歯肉を再生します。
ホワイトニングで白くなった歯とあわせて、歯肉もケアすることで、より美しい口元が手に入ります。
歯のホワイトニングでは、一時的にうずくような痛みを感じる方がいらっしゃいます。この疼痛感は、ほとんどの場合施術から24時間以内にはなくなります。一過性のものとして捉えていただければと思います。疼痛感の原因は、ホワイトニングの原理が関係しています。
ホワイトニングで用いる過酸化水素という薬剤は、歯の中の着色物質を分解することで白くします。ホワイトニング剤(過酸化水素)が着色物質を分解するときに、歯の中の水分バランスが崩れ、一時的に脱水状態となることで、痛みを誘発しています。歯の水分状態は個人差があるので、痛みの程度にもばらつきが出ます。いずれにせよホワイトニングにともなう一時的な痛みなので、歯に悪影響を及ぼすものではありません。
初めてホワイトニングを受ける場合には、ある程度白くなったことが実感できると思います。しかしどんなに1回できれいになっても、1週間程度でまた歯に着色するのがわかります。再度ホワイトニングを受けていただくと、その着色は取れて、さらに白くきれいになります。
ホワイトニングは回数を重ねることで、より白さが定着して長持ちします。
ホームホワイトニングキットは、日本では「医療機器」の扱いとなるので、ドラッグストアなどの店頭で購入することはできません。歯科医院で治療を目的として処方します。当院ではまずカウンセリングを行い、歯型を取ってマウスピースを作ってから、ホームホワイトニングキットをお持ち帰りいただきます。
ホワイトニングは歯の中の着色物質を分解するので、色味は改善します。しかしすべての歯が同じように白くなるとは限りません。患者様の歯質によっても、どの程度白くなるのか違いが出ます。
ホワイトニングの前には必ずカウンセリングを行いますので、ご自身の歯がどのように改善する可能性があるのかなど、心配な点は何でもご相談ください。
ホワイトニング剤の主成分は、過酸化水素や過酸化尿素です。これらは歯科医師により正しい使用をする限りは安全です。
ホワイトニングが広く普及しているアメリカでも、治療が開発されてからの数十年間、健康被害が問題となったことはありません。ただし、ホワイトニング効果を過度に高めようと、高濃度の薬剤を使用したり、非常に強い熱を発するライトを使用すると、歯とその周辺組織にダメージを与えかねません。
とくに紫外線を長時間、繰り返し照射した場合には、(1)UVによる皮膚の影響、(2)UVによる歯肉のメラニン色素沈着の可能性、(3)強い発熱による歯の神経への影響、などが考えられます。